「すぐに終わるからね」

そう言って、みぃを診察する。

「みぃ、少し検査したいんだけど、立てるかな？」

俺の言葉に立ち上がろうとするみぃだが、体に力が入らないのか、椅子に舞い戻ってしまう。

「やっぱり無理か…とりあえず吐き気止めの点滴しようか」

みぃは、日向にもたれてぐったりしている。

「日向、ベッドに寝かせてもらってもいい？吐き気が治まったら検査するから」

日向は頷き、みぃをそっと抱き上げてベッドに寝かせた。