俺たちの妹

「確かにきっかけは、かな兄達のお願いからだったけど、いつの間にか俺がみぃの側に居たいって思う様になってたんだ」

「葵…………
みぃが葵のものになるのは凄く寂しいけど……
みぃのこと、よろしくな。
でも、みぃの事、泣かせたら許さないよ。
まぁ、葵に限ってはないか…」

「かな兄………
みぃに愛想尽かされない限り、そばにいるよ。
みぃを泣かせる様な事は俺もしたくない。
でも、コッソリ泣いたりしたら気づけないかも…」


「病院での事は俺に任せて。
何かあったら葵にも連絡する様にするよ」

司さんはほんと優しい。


「司さん……ありがとうございます。
さっきみぃには言ったんですけど…辛くなったら司さんだけじゃなく、俺にも言って欲しいって約束したんです。
だから、みぃの具合が悪くなったりしたら、俺にも教えてくれませんか?」


「みぃとそんな約束出来たんだ」

司さんは驚いてる。

「俺とみぃの関係は今日から変わったから、隠し事はしないでって言ったんです」