俺たちの妹

葵はジトっと俺を見てから話始めた。

「……………実は今日。
……みぃに告白したんです」






「「「…………はぁ?」」」

3人とも息ピッタリ。




「今日、病院へ運ばれて、落ち着いたって司さんから聞いたから、桜とお見舞いに行ったんですよ。
そしたら、俺と全く目を合わせてくれなくて……
俺を自由にしなくちゃいけないって思ったみたいで……
俺は好きでみぃの側にいたのに、俺の気持ちはそっちのけで、私の側にいたら苦労するからって……」

「…………………………」

葵の話に言葉が出なかった。

「でも俺は、側にいたかったんです。
だから、体が弱いのは今は考えないで、みぃはどうしたいのかを聞いたんです」

「それで?」

続きが気になったのか、珍しく司さんが急かしてきた。