俺たちの妹

「俺たちは、両親が仕事で居ないことが多いから、自然と家事が出来る様になったんだよ。
俺もそれなりに出来るよ」

兄貴の助け舟。

「彼方も出来るの?
お前ら、出来ない事ないんだな…」

佐々木先生が驚いてる。

「じゃ、大和のからかいも終わった所だし、一旦落ち着こうか」

司さんがまとめてくれた。

「葵、俺の隣においで」

司さんはほんとに良く気がつくな…

「はい」

「じゃぁ、とりあえず…乾杯」

「「「乾杯」」」

男だけの集いが始まった。




「葵は、みぃちゃんと幼馴染って言ったよな。って事は、高校生?」

「はい。この春、高校に入学しました」

「若いっていいな〜」

「大和。おじさん入って来てるぞ」

「だって彼方、まだ10代だぜ?めちゃ楽しい時期じゃん。
俺もその頃に戻りて〜」