「じゃぁ、飲み物出してもらおかな。
みんなビールでいいですよね?」
ソファに座る3人に声を掛ける。
「あ、俺車出すからノンアルコールで」
「俺もみぃから連絡来たら戻らなきゃだからお茶でいいよ」
「じゃぁ、葵。兄貴にはノンアルと司さんにはお茶で、佐々木先生と俺はビールでよろしく」
「わかった」
そう言って、葵は勝手知ったる冷蔵庫を開けてお茶とビールを出した。
兄貴達は飲み始め、雑談を始めた。
その間に、俺は簡単なおつまみを作る。
「簡単な物だけど、どうぞ」
そう言って、出来上がったおつまみを机に並べた。
枝豆、カプレーゼ、唐揚げ、ポテトフライ。
「……日向。」
「何ですか?佐々木先生」
「お前、すぐにお嫁に行けるな」
佐々木先生に真顔で言われて驚いた。
「何でお嫁なんですかっっ‼︎」
「ハハ。つい間違っちゃったよ」
絶対わざとだ。

