葵に家に寄る様に声を掛けると、既に何か感じていたみたいだった。
流石、葵だな。
伊達にみぃの側にいただけあるよ。
桜を送り届けて、葵と家に帰る。
「ひな兄達の家、久しぶりだな〜。
お邪魔します」
こんな事を言いながらも少し緊張している様だった。
「適当に座ってて。
もうすぐ兄貴達も帰ってくるから」
「へ?達って………
かな兄の他にもいるの?」
「司さん」
「マジか……まぁ、仕方ないよな」
何処か諦めた様だった。
それからは、たわいもない話をしていると
ガチャ……,
「「「ただいま〜」」」
と、何故か3人分の声が聞こえた。
葵と顔を見合わせていると、リビングにやってきた。
「…………っ‼︎ 佐々木先生っっ」

