「とりあえず様子見だな」
「はい」
それから数時間後、司さんからみぃが目覚めた連絡をもらった。
すぐに行きたかったけど、仕事が立て込んでて、行けたのは仕事が終わってから…
ドアを開けようとすると話し声が聞こえた。
葵達かな?
そっとドアを開けて、聞き耳を立てる。
『男女がお互いの事を好きだと分かったら、どうすると思う?』
何やら面白そうな話題が聞こえてきた。
葵の質問攻めに戸惑いながらも答えるみぃ。
ほんと我が妹ながら可愛い反応だな…
でも……
病弱だから恋愛しちゃダメだと思っていたと言った。
きっと迷惑がかかると思ってるんだろうな…
俺は美晴と一緒に居たいから、時間を作ってるんだけどな……
ここは誤解を解かないとだな。