「俺のこと見て?」

フルフル

頭を振って拒否するみぃ


「どうして?」


「…………私は葵の側にいちゃいけないの……」


「そんな事言わないでよ。
寂しいじゃん。
俺はみぃのそばに居たいよ」


驚いた様に顔を上げたみぃ。


「ようやく目が合ったね。
どうしてそんな事突然言い出したの?」

「……………」

「言いたくない?」

コクン。

頷いて肯定されてしまった。


「そっか〜。……桜には言える?」

「………………うん」

「じゃぁ、俺は飲み物でも買ってくるよ。桜、よろしくね」

ちょっと、いや大分悔しいけど、仕方がないよな…

俺はみぃの病室を出て行った。