「ゴホゴホッ…」


咳が出てきた。

今回はちょっとヤバイかも…


「….…‼︎みぃちゃん、大丈夫?」

新人さんでも流石看護師さん。

直ぐに体を起こして背中をさすってくれた。

「ケホケホッ…ゴホゴホッ…ゴホゴホッ…ヒューゴホゴホッ」

でも発作が起きてしまった。

「みぃちゃん、これ吸って」

口元に吸入を持って来てくれてる。

でも上手く吸えない…


「ゴホゴホッ…ヒュー…ゴホゴホッ…ヒュー…」


「城之内美晴ちゃん、喘息発作が出てます。
吸入吸えません」

ナースコールをしてくれた。



ガラッ

「みぃっ‼︎」

つーくんが入ってきた。

「野上さん、側にいてくれたんだね。
ありがとう。
ついでに酸素マスク用意してくれる?」

「はい」

「みぃ、ゆっくり深呼吸だよ」