そして今日、ようやく面会のお許しが出た。

よかった…

正直その言葉しか思い浮かばなかった。





早速お見舞いに行こうかな。

みぃは人の気持ちに敏感だから、心配し過ぎてると、迷惑掛けたって思ってしまうところがあるから、気をつけないとな。





ガラッ

「みぃ。調子はどう?」

病室に入ると、みぃはベッドに凭れながらも起き上がっていた。

「うん、順調に回復出来てる感じ」

にっこり笑うみぃは回復してる様子が伺える。

「そっか、よかった。
……喘息の発作出てきたってひな兄から聞いたけど、大丈夫?」

「うん。ここに戻って来てから回数は減ったよ。
早く退院したいな…」

「俺、何回か用事のついでにお見舞いに来たんだけど、みぃになかなか会えなくて寂しかったよ」

敢えて、『心配』の言葉を使わない。

みぃはそんな事でも気付くんだろうな……