「家でみぃが看病してくれたんだけど、その時にうつったみたいでさ…
だから、今回の体調不良は俺のせいだよ」

ひな兄は苦笑する。

「で、俺も熱高かったんだけど、みぃも熱が高くて、今病院にいるよ。
熱下がるまでは入院かな〜。
ほんと可哀想なことしちゃったな……」

「お見舞いに行ってもいい?」

「熱が下がるまではちょっと無理かな…」

「そっか。じゃぁ、行ってもよくなったら教えて」

「わかった」


そう言って、別れてからひな兄から連絡が来たのは1週間が過ぎて少し経った頃だった。