「つ、くん…いま、何時?」

病室にいるんだけど、この部屋は外の様子が分からない…

「今?もうすぐ15時だよ。みぃ、今日は病院泊まったら?熱も高いし、久しぶりの喘息発作出たし、せめて熱が下がるまでは入院してて欲しいかな…」

え……入院?

「やだ…」

首を振る。

「日向も彼方も仕事だし、ずっと家に居れないから、つきっきりで看病できないよ。発作起きたらどうするの?」

そんな事言われたって。

風邪なのに入院はやだな…

「……みぃ。そんなウルウルな目で見つめないで…とりあえず、彼方か日向に相談だな」


ポロ…ポロ…

つーくんの話を聞いていたら、涙が零れてしまった。

「ちょっとみぃ〜。泣かないでよ。ね、みぃのことが心配だからさ、1人で苦しんで欲しくないんだよ。」