俺たちの妹

ひな兄が起きて来るまで、リビングで、勉強しとこっと。






……数時間後……

そろそろ水枕の交換しなきゃ



カチャ…

ドアが開く音がした。

ドアの方を見ると、ひな兄がいた。

「ひな兄、起きたんだ。大丈夫?」

「美晴がやってくれたの?これ」

そう言っておでこを指差す。

「うん…ひな兄、顔真っ赤だったから、少しでも下がればいいなって思って…ダメだった?」

「そんな事ないよ。ありがとう」

結構普通に会話出来てるから、熱下がってるのかな?

「ひな兄、何か食べる?起きてから熱、測った?」

「食べる物あれば欲しいかな。熱はまだ測ってないよ」

そう言いながら、ソファーに腰掛けたひな兄。

まだ怠さはあるのかも…