「日向先生、外来の患者さんは入れないので、少し休んでください」

そう言い残して、野村さんは診察室を出て行った。

「なんか、マズイ事になったな〜。でもそれより怠さが限界かも…」

机に突っ伏したまま動けなくなった。




少しじっとしていると体温が上がってるのがわかった。

「ハァ…ハァ…」

体の熱さが半端ないな…

それよりも寒い……



コンコンコン

「日向〜入るぞ」

兄貴の声が聞こえた。

ガチャ