「ん。みぃ口を開けて」

俺は丁寧にみぃの診察を始めた。

喉が腫れてる…


下瞼を下げ、爪を見た。

少し貧血が出てるな…



「みぃ、少ししんどくない?」

みぃの目を見ながら問いかける。


「だ、大丈夫」

そう答えるみぃとは、視線が合わない。


「……ケホケホッ」

みぃの咳が出た。


「美晴、今日は休んだ方がいいよ」

俺がそう伝えると、


「嫌っ‼︎せっかく通えるのに簡単に休みたくないっ」

みぃの潤んだ目で見つめらると弱い俺等。



簡単に休みたくないって…

体調十分悪そうなんだけどな…

でも、みぃからしたら、頻繁に休むのは嫌なんだろうな。