「葵…ほんとにありがとね。葵が一緒に居てくれたから、少しずつ食べれる様になったんだよ」

私の言葉を聞いて、葵は首を振った。

「みぃ、それは違うよ。」

「え?」

「みぃが頑張ったからだよ」

「でも…私1人じゃ頑張れなかった…葵が居てくれたから頑張れたんだよ」

葵は優しく微笑んでくれて、

「俺の存在もたまには役に立ったんだな。よかった」

頭を撫でながら言ってくれた。

「うん。だから、ありがとね。また学校に通える様になったらよろしくね」

「当たり前だろ?また一緒に登校しような」