……なんだ。

ちゃんと教えてくれるじゃないか。

何勘違いしてたんだろ、俺…

「ひな兄?……ゼリーじゃダメだった?」

何も返さない俺に不安になっている美晴。

「違う違うっっ‼︎食べれる様になって驚いてただけ。凄いじゃないかっ。頑張ったな。葵にも感謝だな」

「よかった…ゼリーなんてダメだって言われるかと思った。葵がね、ご飯の時間ずっと側に居てくれて、『大丈夫だよ』って言ってくれたの。」

葵のやつ…美晴の側に居れるなんて、役得だな…

ほんと羨ましい…

「葵のお陰なんだな。よかったな」

「うんっっ‼︎でも、葵だけじゃなくって、つーくんや、ひな兄、かな兄にも感謝だよ。今回の入院で沢山時間割いて励ましてくれたもん。ひな兄、ありがとう」

美晴はにっこり微笑んでくれた。