「…いいよ。 退院出来なくて。 別に治らなくてもいいし。 病院も俺にいてほしいらしいしな。」 点滴を変えていた私の手も止まり、私の頭の中で何が切れた。 「今日、退院でいいです。 傷も悪化することも考えられますが、通院でも診てくれる病院探して下さい。 私は、治す気のない人に治すために全力を尽くしたりしませんから。 今日お帰りになっていいですよ。」 周りのゴミや器具などを片付けて、部屋を出た。 あー、やっちゃった。