「あ、先生」 「ん?」 金曜の6限は、選択科目の時間。 つまり、物理の時間。 「月曜日、席替えしてくれてありがとうございます」 「突然どうしたの」 「隣になった、ひかるちゃ…水島さん。友達になれたんです」 物理の授業が終わった後、少しだけ先生と話すことがいつの間にか習慣みたいになっていた。 そして話しながらわたしが黒板を綺麗にするのも、なぜか習慣化していた。 「そうか。それはよかった」 先生は授業で使っていたプリントや教材をまとめながら淡々と話す。 先生は、相変わらず先生だ。