途中、こんな1対1で教えてもらっていいんですかって聞くと、

「いいよ、誰も教えてくれなんて言わないし」

って言った先生はちょっとだけ寂し気だった。


まあ、あの授業風景が完全に気にならないわけはないか。

そうだったら、それこそ先生はロボットになってしまう。


「じゃあわたしに教えてください」

「…たまにならな」


一瞬驚いたような、でも次には少しだけ嬉しそうな、そんな先生だった。


先生の微妙な変化がわかるようになってきて、なんだか嬉しい。

観察日記でも書いてみようかな?