途中、こんな1対1で教えてもらっていいんですかって聞くと、
「いいよ、誰も教えてくれなんて言わないし」
って言った先生はちょっとだけ寂し気だった。
まあ、あの授業風景が完全に気にならないわけはないか。
そうだったら、それこそ先生はロボットになってしまう。
「じゃあわたしに教えてください」
「…たまにならな」
一瞬驚いたような、でも次には少しだけ嬉しそうな、そんな先生だった。
先生の微妙な変化がわかるようになってきて、なんだか嬉しい。
観察日記でも書いてみようかな?
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…