私とあの子の好きな人

............あの人?

え、今、私......。

誰を思い浮かべた?

だって..................え?

.....................わかんない。

「優花?」

七海に呼ばれて、ハッとする。

「ん?」
「どうかしたの?」
「、ううん。なんでもない」

首を振ると、七海はニコッと笑って、また後で、と言って席に戻った。

七海が向かった彼女の席。

その隣には、裕也君の席。

二人で話しているところを見ると、仲直りできたみたい。

二人とも楽しそうで、本当、いつもこうならお似合いのままなのに、なんて思った。

......なんか、胸、痛い。

風邪かな。本格的に。

私はおでこに手を当てて、そのまま席についた。