私とあの子の好きな人



【裕也side】


優花に告られて、正直戸惑った。

優花のことはいいやつだと思ってるし、可愛いとも思う。


けど、恋愛かどうかで聞かれると、そうじゃない。


優花に好きだと言われて、俺の頭に思い浮かんだのは、優花じゃなかった。


裕也と言って笑う、七海だった。



だから、正直に伝えた。


気持ちは嬉しいけど、俺は七海しか見れない。

と。




そのあと、七海に呼び出された場所に向かうと、ドア越しでもわかるくらい、七海は緊張していた。



もしかしたらと思って。


というか、優花に言わせてしまったのだから今度は俺から言わなきゃ、みたいな思考が働いて、


俺は七海に告っていた。



七海はすごく喜んでくれて、キスまでしてくれた。


だから、負けじと俺も七海にキスをした。


気持ちがつながるということがこんなにも嬉しいなんて、知らなかった。


もっと前に俺から伝えていれば、優花が悲しまずにすんだのかもしれない。


少し後悔しているけれど、感謝もしている。


俺に、勇気をくれたから。