私の3歩前を楽しそうに歩く七海。

裕也君のことで頭がいっぱいの七海は、とてもキラキラしていて。

ねぇ、七海。

『恋』って、どんな感じ?

『好き』って、どういう気持ち?

キラキラキラキラ。


私は、こんなに綺麗にはなれない。

好きな人、なんて。

いないもの。



これから、できるのかな?

いつか七海に、笑って報告できるかな?

そのとき七海の目には、私はキラキラしているように見えるのかな?