満員電車のような混み混みな廊下を歩いていくと、「1―A」と書かれた教室の前に来た。

おぉーー。ここが教室かぁー。やっぱ第一印象が大事だよね。
そう思いながら試しに笑ってみた。


「おーいかんな。だからその顔やめなって。教室入るよ。」

「はぁい。」


お母さんについていく子どものように、私は優衣の後ろに引っ付いて教室に入った。






____________だが






教室に入った瞬間、私は開いた口がふさがらなかった。

……最悪だ。最っっっっっっっっっっっ悪だ。



神様…さっきの感謝、取り消します。



私の高校生活は悪夢になると、確信した。