クラス編成のざわつきが一段落し、みんなが校舎の中に入って行く。
私と優衣もそれに続く。1年生だから1番上の階だ。

1番上の階まで上がり終わり、その廊下を歩き始めていた時、優衣がいきなり言った。


「…っかんな…!A組にどんなに嫌なヤツがいたとしてもさっ…かんなにはあたしがいるから…!」

「は?!何…いきなり…。いやっ…まぁどんなクラスだとしても優衣がいるのは心強いケド…。」

「うん…!よかった……!」

「??」


満足げな顔で歩き出した優衣には何も言えなくなった。