｢ねえ。｣


星哉のすぐ隣にいた黒髪短髪男子が星哉に話しかけている。
見覚えのない顔だからおそらく他校から来た子だと思う。


｢お前とあそこにいる女のコってどういう関係？｣

｢あーアイツか？冠南とはちょー仲良い幼なじみだよ。｣


その言葉を聞いた瞬間私は星哉の頭に改心の一撃をくらわしていた。


｢アホーーーー！！！｣

｢うおっ。いってぇーなぁ。何だよ急にー。｣

｢はぁ？！ナニちょー仲良い幼なじみだよ～とかいってんの？！｣


黒髪短髪男子が驚いて私を見ていた。

でも構わず話しつづけた。


｢あんたとはだだ家が近くて幼稚園から一緒で親が顔見知りなだけーー！！｣

｢だからそれを幼なじみっていうんじゃ…。｣


すかさず優衣のツッコミが入った。

すかさず私も言い返す。


｢だから仲悪いカラ幼なじみじゃないんだってーー！！｣

｢あっそう。でも仲良さそうに見えるのはあたしだけ？｣


これのどこが仲良さそうに見えるんだか…！そう思っていたら黒髪短髪男子まで、


｢あーっ俺も何か仲よさ気に見えまーす。｣

｢だよね！？ケンカするほど仲が良いって言うしさっ！｣

｢あーあ！言うねー！｣


ええぇ！？！
何か優衣と黒髪短髪男子が意気投合してるし…！　　も～…。