「さて山崎さん・・・奥さん。この書類にサインしてくれますか?確かもう一人息子さんがいますよね・・・?この事が知られたら、息子さんの高校進学はどうなるんですかねぇ・・・」
「・・・わかりました。涼とお嬢さんの結婚を認めます。」
「そんな・・・!俺の意思はどうなるんだよ!!俺は結婚なんて絶対に嫌だ!!」
そう言うと、立ち上がりまた俺を殴りつける。
「お前の軽率な行動のせいでどれだけ家族に迷惑がかかってるのかわからんのか!!鈴川さん!このバカ息子は自分のしたことを反省してません!どうか、根性を叩き直してやってください!!!」
そう言うと父さんは書類にサインをする。母さんもペンを持ち、俺を見る。
「・・・貴方は自分のしたことにちゃんと責任を持ちなさい。」
そう言って母さんは書類にサインをした。