「山崎涼君だね・・・あちらに座りなさい。」
校長に促され、父さんの横に座る。
「初めましてだね山崎涼君。私は美雪の父親の鈴川信仁だ。こっちは私の家内の久恵だ」
「よろしくね。山崎君。」
美雪の両親はニコニコ笑いながら挨拶をする。この場にいる人達とは違う高そうなスーツとワンピースを着ているからか、緊張する。
「あの・・・うちの息子が、何かをしたのでしょうか?」
母さんが恐る恐る尋ねる。
「あぁ、ハッキリ言うとお宅の息子さんがね、うちの可愛い娘に妊娠させたみたいでねぇ」
美雪の父さんが言うと、俺の両親は信じられないような表情をする。
「そんな・・・!何かの間違いでは・・・!」
「私達の息子が妊娠させたという証拠でもあるのか!?」
「証拠・・・はすぐに用意できませんがDNA鑑定でも何でも致しましょう。白黒ハッキリさせた方がいいので。」
自信満々で言う美雪の父さん。
「涼・・・嘘よね?そんなこと、してないよね・・・?」
「ごめん・・・母さん。」
