あれから俺は、どうすれば良いかネットで調べる日が続いた。
だけど、良い方法など書いてなく、無駄に時間だけが過ぎて行った。
「ったく・・・思い浮かばねーよ。」
「・・・私も。」
俺と美雪はお互いいい案が出たか確認するため、人気の少ない所で会っていた。こんなことがバレたら、不味いもんな。
「私最近ね・・・涼の子供なら産んでもいいかなって思うの」
「・・・ハァ!?何言ってんだよ!!」
「だって、この時期だともう堕胎は無理みたいなの・・・お腹も出てるのがわかるし。私と涼の子供だったら絶対可愛いよ♪」
コイツ・・・自分が何を言ってるのかわかってんのか?俺の子供を産む?お互い未成年で?
冗談じゃない!!
「ふざけたこというなよ!お前自分が何言ってるのかわかってんのか!?」
「わかってるよ!!でも私、涼が大好きだし・・・涼の赤ちゃん育てたい・・・それに」
「ハァ?そんな理由で産むのかよ信じらんねぇ!!」
「なっ・・・何よいいじゃない!!それに涼だって半分責任があるのよ!!妊娠させたんだからちゃんと責任取ってよ!!」
「うるせぇ!!」
俺は美雪に平手打ちをする。
「元々お前のことなんて好きじゃねーんだよ!!遊びなんだよ!!!」
そう言い捨てて茫然としている美雪の前から立ち去った。
