諒哉・智夏己Side

『智夏己?落ち着いた?』

泣き続けていた私。

『ありがと』

慰め続けていた俺。

『智夏己、卒業おめでとう』

『あ、ありがと』

『それから…』

『な…に?…』

『約束する、命をかけてお前を守る。
だから、ずっと俺の隣にいてくれ』

『え、えっとーそ、それって』

『まだ半人前な俺だけど、絶対に幸せにする、だから結婚してくれ!』 

『グズッ…いいよ…』

また泣きだした智夏己。



プロポーズされちゃった。

私からしようと思ってたのに。


『智夏己?あいさつしたい』

『だれに?』

『あの、ほら、あの…』

だれにあいさつするの?

あっ!!

『あ、いいよ、下いこ!』

『おう』