『私ミルクティーで、
智夏己は?』

『え、えっと、私は
ホットミルク甘めで』

『ほんと甘いの好きだね』

『おいしいもん!』

『ねえ、思い出したくないかも
しれないけど諒哉とシた?』

『え、えっとー
し、してないよ?優衣ちゃんは?』

『一年も付き合ったんだけどね
ヤってないんだーそれでね
長くなるけど聞いてくれる?』

『うん!聞くよ!』

諒哉のことならなんだって聞くよ!


『諒哉ね、昔、付き合ってた女性となんかあったみたいなの。だから多分智夏己とさよらなしたんだよ、嫌いになったわけじゃないとおもうよ?』


慰めてくれてるんだ。

でも今回ばかり慰めにはならないかも…

『そっか…ありがとね!優衣ちゃん!』

『え?ど『ちょっとそこの人たち!』

優衣ちゃんを遮るようにして

40代くらいのおばさんが話しかけてきた。

『萌木智夏己ってどちら?』

『あ、わたしです』

『ちょっと来てもらえる?』

『え、えっと』

『智夏己!いってきな』

『あ、うん、また、今度ね』

『うん』


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー