「今日も学校休むの? 熱なんてないでしょ? ほら、早くしなさい。」 母に叩き起こされ、 私は仕方無く家を出た。 また、 母もハブられていたのだ。 もちろん、 主婦仲間に。 それでも 負けじと働き、主婦として 生活している母は本当に格好いい。 玄関を 出ると近所の人がゴミを捨てに 数人いた。 私に気づいたらしく 会話の音が小さくなった。 私もまた、 それに合わせるように身体を小さくした。