李奈との待ち合わせ場所へと到着しようとしていた

「雪!!」

その時、聞き慣れた声に呼ばれあたしは声のするほうに顔を向けた

李奈が早く早くと手招きをしていた

「ごめん!ほんとに!」

「ほんとだよまったくー!何してたのあんた 急げばまだ間に合うけど」

「うーんちょっとねー。て言うか早くしなきゃ!走るよ!」

「遅れたくせに生意気なー!」

愚痴をこぼす李奈の手を掴み、あたしたちは全速力で走った