しばらくの間、3人はそのまま動かずに泣いていた。
その様子を見ていたリンたちも、声を出すことも出来ないくらい戸惑っていた。
それからどれだけの時間がたったのか、落ち着きを取り戻した3人は、今まであったことを少しずつ話してくれた。

なんと、3人は200年前に行方不明になっていた、村長の娘とその友達らしい。
村に来たばかりだといっても、その話は聞いていたので、リンとレイは驚いていた。

3人の話によると、200年前の星祭の日3人で森の近くまで行ったとき、突然風が吹いて、目を開けると森の中にたっていた。
外に出るために仕方なく歩き始めたら、逆に森の奥へと進んでしまい、
魔女ルシータの館の前まで来てしまっており、ルシータに薬を飲まされ気がついたらこんな格好をしていた。

でも、自分たちが今まで何をしていたのかはしっかり覚えているとのことだった。