「亜遊……お前今日は一人前の悪魔になれたお祝い、オレと2人でするんじゃねぇのかよ………」


ポツリと呟くも、キャーキャーお喋りに夢中の亜遊と前橋には一切聞こえてない。


「じゃあオレの家来ない?ここから歩いて5分位だから」


結局三船のこの一言で、オレ達4人は三船が人間界で住んでいるマンションに移動する事に。


「ったくよ……んな嬉しそうな顔しちゃってよ……」


新しい友達に浮かれている亜遊の満面の笑みを複雑な気持ちで眺めながら、公園を出発したのだった。


まぁ……アイツが笑っていられるなら、別にいっか。