そのあと何人かの生徒に声をかけてみたがまともな返事を返してくれるやつはいない 俺はため息をつきしゃがみこんだ きっとすぐしゃがみこむのは俺の癖なんだと思う 「あれ、伊藤くん……?」 ふと俺の頭の上にふってきた声 顔を上げると 「あ、おまえ」 そこには美羽の親友の女がいた