俺の大嫌いなあの子





俺は優しく語りかけてみる


今の凛は触れると壊れてしまうガラス玉のようで

いつもの気の強い凛の姿は無かった







「守ってくれてありがとう」





小さく聞こえた声




五時間目がはじまるチャイムが聞こえる





でも今はこうしてやりたくて2人で過ごした