そうでもしないと、るー君は言ってくれないでしょ?



「っ…は、はる…か」



「うん!」



やった、呼んでくれた♪



「遥先輩…っと、遥。ずっと大好きだよ」



突然のるー君からの告白。



るー君が言ってくれたもん。



私も心の中でいつも言っていた言葉を口にしよう。



「私もるー君が大好き!」



想いを口にしたからか、私達の間には甘い空気が流れている。



っと、そうだった!


「るー君!」


「は、遥。どうかしたのか?」



私はニコリと微笑み、一つの呪文を唱えた。



「trick or treat!」