sweet halloween〜仮装は甘々彼氏と〜

「俺はいつだって遥先輩だけしか見てないですよ。…俺の中の女の子は先輩だけです」



るー君っ。



るー君の言葉に、さっきまであった不安は、一気に吹っ飛んだ。



ちゃんと愛されてるんだ。



そう実感した。



あ、そうだ。



「るー君」



「ん?どうかしましたか?」



「それ!敬語禁止!あ、後…遥って呼んで?」



私、先輩から卒業したいの。



それに〝遥〟って呼ばれたら…もう不安にならないと思うんだ。



「それは…」



「さっきは言ってくれたじゃん!」



ぷくぅっと頬を膨らませ、るー君に怒っているとアピール。