「全然いいのよ?むと君が全部
食べてくれるから!」

「はい!俺全部食べます。」

その後もお母さんとむとの話は、弾み
1時間くらいして
むとが戻ってきた。

「ぷはー!すんげぇー美味かった!」

「それわ良かったね!」

「お前どうしたんだよ?さっきから
元気ないぜ?」

元気ないのは、誰のせいよ?
むとのせいでしょ?

ってむとのせいなんかじゃ
ないんだよね…自分が弱いだけ。

「えっ…そっそんなことないよ!?」

「俺になんか隠してる!」

「ううん、なんでもないよ?」

「でもさ?今日の優本当すっごい元気ないよ?」

「むとは、すごい楽しそうだったよね!」

「は?なんの話?」

……むとは、気づいてないふりしてるの?

「壱菜ちゃんとすごく楽しそうに
腕くんで話してたじゃん」

だめだ.........。
すごく悲しくなってきた。

「あーあれかお前に関係ないから!」

…なっ何その言い方……。
まるで私をのけ者にしてるみたいに。
なんかむといつもより冷たいよ…。

ポタ…ポタ…

あっあれ?
ダメダメ泣いちゃダメ
バレちゃうよ!