とある少女の希望の光



「だけどその為には…きっとトキ王子が必要だわ。彼の考え方は、王子というのを抜きにしても尊敬に値する。彼と一緒ならきっと乗り越えられるの」



ジルはサラの目を見つめた。

強い目だ。
ジル自身、サラにこんな風に強くなって欲しくて懸命に育ててきたのだ。

いつの間にか、本当に立派になった…。



「…近いうちにもう一度、クローとトキ王子を訪ねよう」

「ありがとう、ジル!」

ジルにぎゅーっと抱きつくサラ。
そんなサラを大切に大切に抱き締めるジル。

本当の親子では無いけれど、そこには確かに親子の絆があった。





同じ頃、王城でも似たような会話が繰り広げられていた。

そうして、ジルとサラが王城へ向かう日取りが決められた。