甘い鎖



席に着き、注文したココアが届いたと同時にハルちゃんが切り出した。

「で?日向と何があったの?」

それ、だよね…
ここまで来たんだ、話さない訳には行かない。


私はハルちゃんに日向との成り行きを
全て事細かに話した。
本当は付き合っていなかったこと、
好きで付き合っていたんじゃないこと
男二人に襲われそうなとこを助けられたとこ。


ハルちゃんに隠してた訳だし
ハルちゃんにとったら気が悪いよね。

怒った、よね…



それなのに、ハルちゃんは
またいつものようにニコニコとする。



「でも、良かったじゃない?自分の気持ちに気づけたんならさ」


???
良かった?
自分の気持ちに気づけた?
なんのこと?

私が首を傾げると、
ハルちゃんは「え?」と逆に聞き返された。



「私の気持ちって…なに?」


そんなこと人に聞くなんて
おかしな話だけど。


「ねぇ、それボケてんの?正気?」


と、呆れた顔で私のことを見るハルちゃん。


ボケてんのって…
ハルちゃん意外と失礼なこと言うんだ…



「ボケてないよー!」


私は全部本気だよ!