ハルちゃんは呑気に日向に引っ張られ教室を出て行く私に手を振ってくる。
なんか、私ピンチじゃない?!
日向は誰もいない図書室に私を連れてきた。
「日向っ?!何?どうしたの?」
図書室に入ったところで、
日向に聞く。
日向は「ハァ」とため息をつく。
「この俺をイライラさせるとはいい度胸してんな…」
はいぃ?!
そんなこと言われても、私何もしてないよね?
勝手にイライラしてるのを
人のせいにするのは良くないよ…
なんて口に出しては言えず…
ただ、黙り込んだ。
「…人の女を気持ちわりぃ目で見やがって」
と、イライラした様子で言う日向。
人の女を気持ち悪い目で…?
んーわかんない。
「どういう意味?」
気持ち悪い目って、どんな目よ…。
「あの彰人とか言う男。初めて友里を見た時から『この子可愛いー』って目で見てたぞ。まさか気づかなかったか?」
彰人くんが?!
私のことをそんな風に?
「いや、彰人くんはハルちゃんの彼氏だよ?ないない」
あり得ないでしょ。
そんなの絶対にないって。
「俺が間違える訳ねぇだろ?俺が言ったらそうなんだよ」
なっ…何ていう男。
ていうか、そもそもどうしてそれに対して日向がイライラするのよ…
そりゃ愛ある恋人同士ならヤキモチ妬くだろうけど、私たちは違うでしょ?

