【完】銀髪ヤンキーとヘタレ少女



その姿が妙に可愛くて、胸がきゅうっと苦しくなった。


「俺に怯えてることにも気づいてたんだけど、人の心配ができるんだからこの子はすごくいい子なんだろうなって」


片岡くんの言葉によって、胸がぎゅうぎゅう締め付けられる


一目惚れだった、と付け加えて、恥ずかしそうに笑った



ちなみに、告白したときわたしが怖がっているのもわかってたらしく、少しでもそれが和らげば、とアメをくれたんだとか



あのアメはそんな意味が込められてたの!?

全く気づかなかったよ!?


「俺のこと、少しでも信じられるようになった?」


小さく笑う目の前の彼に何度もうなずく。