気づいたら……♡♡



少しの沈黙をおいたあと優斗くんがしゃべった。

『なんで、そうやっていつも一人で抱え込もうとするんだ!
俺に、相談しろよ』

『そんなの出来ないよ、だって優斗くんはサッカー部だし、しかもキャプテンじゃん』

『それが、相談しないのとなんか関係あるの?』

そう言われると何も言えなくなる。

なんか、むしゃくしゃしてないてしまった。

泣いている私に、そっと背中をさすってくれた。

私は、優斗くんくんに聞こえないぐらいの小さな声で

『優しすぎて、辛いよ』ってつぶやいた。

聞こえていたか、いないかなんて考えてなかった。