気づいたら……♡♡



翌日………

『おはよー』という優しい声で目が覚めた。

『あっ、先生おはよー』

『ゆっくり休めたか?』

『うんっ、ぐっすり眠れた』

『それは、良かった』

『この前の件なんだが、話してもいいか?』

『はいっ、どうぞっ』

『俺の忠告を無視してこの前走っただろう。それでな、愛美の今の状態がますます悪くなったんだ。このままだと手術になるかもしれない。今は、いつ発作が起きてもおかしくない状態なんだ。わかってるか?』

『えっ、そんなに悪いの?』

『あぁ、多分、愛美が想像しているよりはるかに悪い状態にあるんだ。』

『そうなんだね。ちょっと、考えさせてくれる?』

『おぅ、わかった。ゆっくりでいいからな?』

『じゃあ、また、くるな』

先生は、そういって、静かに部屋を後にした。