「あの…天野さんっ!
僕、あなたに惚れました!
付き合ってください!」

「私お前のこと知らないから無理。」



てか、こんなやつ学校にいたっけ…


「そんなぁっ…ひどいっ…」泣


ゲッ⁉︎泣き出したよ…男のクセに…


「男が泣いてんじゃねえよ」

「だって…好きだったのにぃっ…」


なんでこんなことで泣くかなぁ…はぁ…





「でも君よく頑張ったよ、尊敬した」

「あ、姉貴ぃ…!」

お前みたいな弟持った覚えないわ!


「まぁ、友達からならいいけど…?
あ!もう、昼休み終わるじゃん!
じゃーね!」


私は天野 晃、高2の一応女子。。。

性格は男っぽいってよく言われる




「あ!晃ちゃんお疲れ様ぁ!
ご飯早く食べようよ!!!」



この子は私の親友の青島 桃で
私と真逆のかわいい女の子らしいこ


「ごめんごめん!
先食べててもよかったのに!」

「晃ちゃんと一緒に食べるご飯が美味しいから待ってたの!」








可愛すぎだろっっっ!!!////







「晃ちゃんモテるのに
恋とかに興味なさすぎ!!!
勿体無い!」

「モテないよ!
桃のがモテるじゃん?
さ!ご飯食べよっ!」



よく綺麗だとか美人だとか言われるけどそんなのお世辞だろう(無自覚


「ところで晃ちゃん今日もバイト?」

「そー、だから今日は先帰っててー」

「わかった!頑張ってねっ!!!」



はい、今日もこの笑顔で私は頑張れる!



「「「ねえ〜徹くんっ♡
今日の放課後っ!
一緒に遊びいかなぁーい⁇♡」」」



あーーーーなになに?
うるさっ、
どっからそんな声でてんのさ…



「小林くんもモテモテだねぇ〜」

「うるさくって邪魔なんだけどね」怒



あのうるさい女どもの中にいる男、
小林 徹
はイケメンで賢くて運動もできる、
いわばオールマイティ!
だそうだ(桃情報)
私はどうでもいい存在として
みてるけどね〜

「ごめんね?
今日姉さんの手伝いしないといけなくて…また次回誘ってよ‼︎」ニコッ

「「「「「モチロン♡」」」」」


あの笑顔と王子みたいな
優しい喋り方で女どもは
メロメロなわけで…


「かっこいいけど
裏ありそうだよねぇ〜」



桃が、まるで探偵の推理みたいなかんじで鋭い目をして1人頷いていた…




そんな会話をしていて、
昼休みも終わり授業も全て終わった


私はバイトに行くため今日は
桃と学校でさよならした






私のバイト情報は桃しか知らない…







バイト先に着きスタッフ専用の裏口から入り制服をバイト用に着替えネームプレートをつけ



店にでる…










「おかえりなさいませ♡ご主人様っ♡」
























…これが私のバイト、
”メイド喫茶”なのだ。