なぜかわからないけど、玄樹さんが裕太さんに
言えない理由が気になって仕方なかった。
裕太さんも私と同じで無理してるんじゃないのかな…。
ふと、私の頭には昨日の裕太さんの笑顔が浮かんだ。
やっぱり、不自然だったよね。
「あの、裕太さんっていつもあんな感じですか!?」
「裕太!?いつもあんなんだよ(笑)」
「そうですか。」
「琴音、どうかしたの!?
まさか、裕太さんのこと…?(笑)」
「あるわけないでしょ。(笑)」
「そうですよね(笑)」
そのあともいろんな話をした。
でも、二人とも一切、お姉ちゃんのことには
触れてくれなかった。
そんな二人の配慮にまた、嬉しくなった。
それより美結は玄樹さんにベッタリだし(笑)
「玄樹さんの連絡先もらってもいいですか!?」
「あ、いいよ♪あとさ、ずっと思ってたんだけど…
さんつけるのやめていいよ!!俺ら友達なんだし♪」
「え、いいんですか!?♡」
「うん!全然、構わないよ!!」
「やった♡」
あー、これは明日も大変だな…(笑)
美結のテンションが下がることは無さそうだな…。
でも、美結の幸せそう顔見たらこっちまで幸せになれる。
