いつも恋して・・・

「勘弁してよ・・・・」


泣きそうな声でつぶやいた。


廉はそれから黙ったまま何も言わなかった。


店を出てからも廉は、ずっと黙ったままで梨佳子のマンションに到着した。


車を止めてから少し経っても何も言わなかったので、


「ありがとうございました・・・。」


ドアを開けようとしたら、


「・・・・!!」


廉は梨佳子の腕を掴んだ=3


「痛っっ・・・(>_<)」


腕を強く掴まれて梨佳子は動けなかった。



「専務・・・・手・・・・痛いです(;_:)」


「・・・今放したら、また俺の前からいなくなるんだろ・・・」


廉は下を向いたまま言った。



♪~♪~


廉の携帯が鳴った。


秘書からだった。


「明日の15時に○○会社の・・・」


秘書が予定を言いかけたら、


「俺はまだ帰国していない事にしろ!!」


「3日間は予定を入れるな#」


それだけ言って電話を切った。



「・・・専務・・・手を離してください(;_:)ここにいますから・・・」


廉は梨佳子の顔を見直して掴んだ手をゆっくり離した。


後は黙ったまま廉はシートにもたれて、遠くを見つめているよう・・・


「携帯は?」