いつも恋して・・・

梨佳子も何も言わずに廉の背中に手を回した。


「いてくれてよかった~」


廉の肩に顔を置いて呟いた。


「ずっとこのままでいる?!」


廉が優しく問いかけたら、


梨佳子は何も言わずに小さくうなずいた。



トントン”


「きゃー(>_<;)」


誰もいないはずなのにドアがノックされた。


「待ってて・・・」


廉は梨佳子をソファーに置いてドアを開けたら、


「大丈夫ですか?!」


保安のおじさんが懐中電灯とカップラーメンを持ってきてくれたのだった。


「ありがとうございます(^-^)」


廉は保安のおじさんと近辺の情報などを話して、



「ははははぁ~ビックリしたよな~」


笑いながら梨佳子の方に戻って来た。


「・・・(>_<)」


梨佳子は、せっかく落ち着いていた心臓がまたもやバクバクと割れそうな勢いで音を立てている。


「怖かった~?」


「大丈夫~大丈夫~」


廉は子供をあやすように梨佳子を抱きしめながら笑って言った。


「これ、もらったし食べようか~♪」


2人で給湯室に行き、お湯を沸かしている間も廉は梨佳子を片手に抱いたまま準備をした。


廉は準備をしながら何度か梨佳子の顔を覗きこんで楽しそうに笑っている。